good day house |
作・演出・出演 小林賢太郎(ラーメンズ) 出演 片桐 仁(ラーメンズ)、小松和重(サモ・アリナンズ)、 平田敦子、犬飼若浩(ガバメント・オブ・ドッグス)、 西田征史(鼻ギター)、室岡 悟、森谷ふみ |
駅を出たら職安通りをまっすぐ進んで消防署の所を曲がるとある公園の前に立っているらしいテナントビル「good
day house」。
(正確には覚えていないがだいたいこんな設定だったと思う)
出来たばかりのこのビルは、各階テナントが出店の準備をしている。
1階は喫茶店。2階は小学校お受験向け学習塾。3階は画廊。4階はオーナー夫妻の家。そして各階に現れる内装屋。
各階全4話で綴られる騒動。それがこのドラマ・・・というよりコント。
ラーメンズの小林賢太郎が劇作家として動き出した・・・というふれこみだが、変に演劇を狙ってはいない。
むしろ、シチュエーションを明確に組み、二人組のラーメンズではできないコントをやりましたという感じだ。
感動させたり人間を描こうなどと変に気取らず(むしろそれを逆手に取っている感もある)、「やりたいことをやってみました」という感じが好感が持てる。
3階は片桐と小林、ラーメンズ二人だけでの掛け合いなのだが、なんだかほとんどアドリブみたい・・・なんて思ってると、アッと驚く計算され尽くした芸術的なオチが待っている。ああ、こういうのがやりたかったんだ。(思わず心の底から拍手してしまった)
ここんとこのコントはシュールさの度合いが増していて「おかしいんだかおかしくないんだか」ってのも多くあったのだが、これは普通に笑える。
それが必ずしも彼ららしいのかどうか・・・